中心静脈治療を辞めたら甲状腺低下症になる
2年半前に中心静脈治療をやっていた頃は、栄養状態が安定していた事もあって
体の調子は日常生活においては問題はありませんでした。
しかし中心静脈治療は感染症を発症してしまうので、このリスクを考えると続けていくことが怖くなってきてました。
ポート感染の発症
どうしても中心静脈治療の場合、一週間に2回点滴用の針を交換していかないと行けなくて
清潔に慎重にやっているのですが3ヶ月も経つと私の場合は、感染症になっていました。
ポート感染すると、突然の高熱が出たり、夜になると熱が出たりといろいろな体に異変が発症し
ポートを抜去しないといけない状態になります。
抜去してまた留置となると、その間は入院となるし前回とは違う場所にポートを留置しないといけないので、結構むずかい処置となります。
私も高校生時代から何度も中心静脈治療をやってきているため、鎖骨下の静脈は結構傷ついているみたいで何度もポートを入れ替えることは困難と判断しました。
中心静脈治療の中止
そこで感染に悩んでる時期にステラーラを投与することもあり、効果が徐々に現われてきてたので、この際中心静脈治療をやめてみようと主治医と決めて実行しました。
辞めて1か月程度はそんなに体も異常はなかったのですが、甲状腺の数値が次第に悪くなってチラージンの量などの調整をしたりして、改善を試みましたが復活せず。
完全に甲状腺低下症の症状になってしまい。体に力が入らない倦怠感と闘う日々となりました。
微量元素の重要性
血液検査で栄養状態や炎症反応などはそんなに悪くならないけれど。亜鉛、銅、セレンと微量元素が低いことに違和感があって。自分なりにいろいろと調べてみました。
どうも中心静脈治療をしている時はこれらの栄養状態もバランスよく保っていたようで、中心静脈治療を辞めるとほぼ同時期からこれらの数値が反転していることが分かりました。
あと肌荒れも酷かったです。特に手足の皮が全部1枚むけました。
最初はサプリメントなどだけで補おうとしてきましたがなかなかよくならないため、どうにか点滴を直接入れられないかと考え主治医に相談したところ。いろいろと調べて頂き透析中に補充できることが分かり、保険が効かない実費でしたがセレンと亜鉛(エレメンミック)を点滴できるようになりました。
微量元素の投入
まずは週に1度のセレン×1日・2度のエレメンミック(1アンプル)×2日を開始
約1年間続けてセレンの数値はあまり変わらず。薬代が高価でしたが効果なしと判断し1年で辞めました。亜鉛 銅は少しずつ改善がみられTSH FT4も少しずつ改善が見られました。
そこでエレメンミックの量を2倍(2アンプル) セレンの代わりにイントラポリスを投入すると半年後に亜鉛と銅の数値はほとんど正常値に近く改善
さらに甲状腺の値TSH FT4の数値も改善傾向が見られました。
体の方もかなり楽になり依然感じていた倦怠感は無くなりとても楽になってきています。
経過 |
良かった2年前(中心静脈治療中) |
悪くなった数値 | エレメンミックの量を1アンプル投入 | エレメンミックの量を2アンプル変後 |
FT4 | 0.71 | 0.2 | 0.37 | 0.5 |
TSH | 7.38 | 380 | 206 | 88 |
まとめ
今回約1年半かけて少しずつ数値が改善してきたことにとてもうれしく思っています。
私の提案に応えてくれた病院のスタッフの方々にとても感謝しております。
まだ完全ではないですが、もう少しでとても良い状態になるのではないかと心から期待しております。
また改善がみられると思いますので、その時はさらにまとめて報告をしたいと思います。
ご拝読ありがとうございました。
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16歳でクローン病と出逢い!43歳から透析生活とも寄り添っています!